令和６年１月1日16時10分　能登半島地震が発生しました

ちょうど一年前、最大震度７を記録した地震が発生し、甚大な被害をもたらしました。
今も多くの方々が大変な思いをされていると思います。
私たちが関わることの多い重度の障害をお持ちの方々にとって、避難所へ移るという選択はとてもハードルが高いとのことです。介護避難所を設置していただける場合もあるようですが、知的障害の方や精神障害の方は、まず環境の変化に適応することが難しく、他の避難者に迷惑をかけるよりは危険でも自宅にいたい…というか、自宅にいるしかないと考える方もいらっしゃいます。
身体障害の方も「自宅でも大変なのに小学校に避難しろって言われても…行かないかな」という感じです。
実現は難しいかもしれませんが、常設の介護避難所を設置していただけたら、慣らし期間を作ることができて、速やかに避難できる人が増えるのかな、と思います。

平成７年１月１７日５時４６分　阪神・淡路大震災が発生しました

平成７年というと西暦１９９５年。今から３０年前の出来事ですが、都市は復興しても心の傷はなかなか治るものではないようです。
PTSD（心的外傷後ストレス障害）やトラウマといったものは、どれだけ時間が経過しようが、何かのきかっけで当時の記憶や恐怖が鮮明に蘇ってしまう…。とても大きな後遺症です。
この国は、精神科やメンタルクリニックの患者に対して抵抗や偏見が強いように感じます。ですが、欧米ではカウンセリングを受けることは、ごく当たり前のことだといいます。
PTSD・トラウマ・うつなど、人によって違うと思いますが、少しでも前に進めますように…。

新年早々、震災の話はどうなのかとも思いましたが、避難経路の確認や予備電源の確保など、人それぞれに必要な物などを確認するきっかけになれたら幸いです。今年は皆様にとって良い一年でありますよう、お祈りいたします。